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【医師の英語】「(病欠で)シフトを休みます」医療英語ワンフレーズ#138

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「(病欠で)シフトを休みます」を英語で言うと?

《例文1》
医師1:He called out this morning due to sickness.
(彼は病気で今朝シフトを休みました)
医師2:Okay. Hope he will get well soon.
(わかりました。早く良くなるといいですね)

《例文2》
医師A:I might need to call out tomorrow because of family emergency.
(家族の急用で、明日シフトを休まなければならないかもしれません)
医師B:No problem, there is a sick-call.
(待機の人[シックコール]がいるので、問題ないですよ。)

《解説》
今回の表現は、病欠や緊急で休まなければならない際の表現です。 “call out”という表現は
「緊急事態(主に病気)によって、シフトを離脱する」という意味になります。

日本の医療現場でどれほど病欠が発生しているのかはわかりませんが、
米国の勤務では良くも悪くもしばしば起こることです。
このため、米国の病院では、「誰かが病欠のときに呼ばれる人」用のスケジュールが作られています。

この「代役」の呼び方は、病院や地域によってさまざまですが、
私の病院ではそのようなシフトを“sick-call”と呼んでいます。
そして、その“sick-call”が急遽代役として呼ばれる際には、
“He/She was called in.”(彼/彼女が代役に呼ばれた)と表現します。

“call out”“call in”、セットで覚えておくとよいですね。


米国内科医山田悠史先生

この記事の執筆者
松浦 有佑先生

ワシントン大学/シアトル小児病院、小児科発達行動学フェロー

岐阜大学医学部卒業
岐阜大学医学部卒業後、初期研修を経て横須賀米海軍病院でフェローとして勤務。2021年からNYマウントサイナイ大学病院で小児科レジデントを行い、同時にジョンズホプキンス大学院で公衆衛生修士課程を開始。2024年両方修了し同年7月より現職に就任。

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