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【医師の英語】「ICUに立ち寄る」医療英語ワンフレーズ#140

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「ICUに立ち寄る」を英語で言うと?

《例文1》
医師1:Would you be able to see Mr. Smith? He is tachycardiac to 140.
(スミスさんを診ていただけませんか? 彼は心拍数が140回/分と頻脈です)
医師2:Okay. I will swing by the ICU and check on him.
(わかりました。ICUに立ち寄って彼を診てきます)

《例文2》
Could you swing by the office?
(オフィスに立ち寄っていただけますか?)

《例文3》
I will stop by the floor and talk to the patient.
(病棟に立ち寄って、その患者さんと話をしておきます)

《解説》
“swing by~”は「~に立ち寄る」「顔を出す」という意味になり、病棟やICU、ナースステーションなどに立ち寄ることを伝えるときに使える表現です。“swing”は「揺れる」という意味の動詞ですが、
「ブランコが揺れるようにふらっと立ち寄る」というイメージを持ってもらうとよいでしょう。

「立ち寄る」という意味を表すほかの表現には“stop by”“drop by”という熟語がありますが、
“stop by”よりも“swing by”“drop by”のほうが、「より短時間で立ち寄る」というイメージになります。
また、例文に出てきた表現の“check on”は「様子を見る」「無事を確かめる」という意味になり、
こちらも臨床現場で頻繁に使うフレーズです。


この記事の執筆者
原田 洸先生
マウントサイナイ医科大学 老年医学科フェロー
岡山大学医学部卒業
同大学病院にて初期臨床研修を修了後、岡山大学病院および岡山市立市民病院にて内科専攻医として勤務。
2020年に医学博士号を取得。
岡山大学病院 総合内科・総合診療科(国際診療支援センター)助教を経て、2021年に渡米。
内科レジデントとして勤務後、2024年よりマウントサイナイ医科大学病院 老年医学科フェローとして勤務。

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