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【医師の英語】「腰椎穿刺」医療英語ワンフレーズ#167

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「腰椎穿刺」を英語で言うと?

《例文1》
医師:We need to do a spinal tap to check if you have a spinal infection.
(脊髄感染の有無を確認するため、腰椎穿刺を行う必要があります)
患者:Will it be painful?
(それは痛いですか?)

《例文2》
医師A:How did the spinal tap go?
(腰椎穿刺はうまくいきましたか?)
医師B:I was able to do it on the first attempt.
(1回目のトライで成功しました)

《解説》
今回は「腰椎穿刺」という医療単語を解説します。

「腰椎穿刺」を医療用語では“lumbar puncture”といいます。
日本でも腰椎穿刺を「ルンバール」とカタカナで表現することがあるかと思いますが、これはドイツ語由来の言葉です。
ほかにも日本で当たり前に使われている医療のカタカナ用語は、ドイツ語由来のものが多くあります。
たとえば「マーゲンチューブ(胃管)」という用語も、元になっているのはドイツ語です。
英語では“G-tube”(Gチューブ)と呼ばれ、こちらは“Gastric”(胃の)の“G”から来ています。

英語話者の患者さんの場合、
単に“lumbar”(ルンバール)と言ってもまったく伝わりませんので注意が必要です。
“lumbar puncture”まで言えばだいたいは伝わりますが、今度はやや仰々しい印象になってしまいます。

そこで、
医療者間での会話や患者さんに説明するときなどによく使われるのが、“spinal tap”という表現です。
“tap”は名詞でいろいろな意味がありますが、
そのうちの1つに“the procedure of removing fluid”(液体を取り除く手技)いう意味があります。
これに脊椎を意味する“spinal”を付けることで「腰椎穿刺」という意味になるわけです。

“spinal tap”はカジュアルな表現で、口語で使われることが大半です。
カルテなどに記載する際には“lumbar puncture”のほうが適切ですので、その使い分けも含めて覚えておきましょう。

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