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【医師の英語】「代わりに来ました」医療英語ワンフレーズ#169

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「代わりに来ました」を英語で言うと?

《例文1》
医師:I came to see you on behalf of Dr. Yamada.
(山田先生の代わりに診察に来ました)
患者:Oh, I see. Is Dr. Yamada alright?
(そうですか。山田先生は大丈夫ですか?)

《例文3》
Dr. Johnson is here on behalf of Dr. Tanaka to discuss your test results.
(ジョンソン先生が田中先生の代わりにあなたの検査結果についてお話しします)

《例文2》
Good morning, my name is Dr. Smith. I came to see you on behalf of Dr. Yamada while he’s away at a conference. How can I assist you today?
(おはようございます。スミスと申します。山田医師が学会に出席しているので、代わりに診察に来ました。本日はどうされましたか?)

《解説》
on behalf ofは、「ほかの医師の代わりに診察を行う」際に使用できる丁寧な表現です。
on behalf ofは「〜の代わりに」「〜を代表して」という意味を持ち、
比較的フォーマルな場面で使用されます。
この表現は、ビジネスや法律の分野でも頻繁に使用されますが、
医療現場においても適切な表現だといえるでしょう。
「代表して」というニュアンスがあるので、
たとえば、“I would like to thank you on behalf of my team.”
(チームを代表して、私がお礼を申し上げたいです)といったようにも使えます。

医療現場では急な代診や担当医の変更など、予期せぬ状況が発生することがあります。
そのような場面でon behalf ofを使用することで、専門的かつ丁寧に状況を説明することができます。

なお、このような代診のシチュエーションでは、
以前に扱った“fill in for”“I’m filling in for Dr. Yamada today.”のように使えますので、
そちらのフレーズとセットで覚えておいていただくとよいでしょう。


米国内科医山田悠史先生

この記事の執筆者
山田 悠史先生
マウントサイナイ医科大学 老年医学科 アシスタントプロフェッサー
慶應義塾大学医学部卒業
東京医科歯科大学医学部附属病院で研修。2015年に渡米し、米国内科専門医を取得。
現在マウントサイナイ大学病院老年医学・緩和医療科に所属。
NPO法人APSARA常務理事。2021年にめどはぶを設立、代表を務める。
近著:
最高の老後(2022)、健康の大疑問(2023)、老年医学のトビラ(2025)

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