現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「受診してください」英語で言うと?
患者:Do I have to come see you before surgery?
(手術前に再度受診しますか?)
医師:No, you are all set. See you on the day of surgery.
(いいえ、大丈夫です。手術日にお会いしましょう)
日本語の「受診する」の直訳に当たる言葉は英語にはありませんが、代わりに“see”が使われます。
<例文1>
医師:Unfortunately, we don’t have the result yet.Could you please come see me again?
(残念ながらまだ検査結果が出ていないです。再度受診していただけますか?)。
患者:Well, I guess I can.
(はい、大丈夫です)
<例文2>
医師:Please come see me when you don’t feel well.
(具合が悪いときは受診してください)
今回の表現である“come see me”は、厳密に言えば“come to see me”もしくは“come and see me”が文法的には正しいです。ただし、口語表現では今回のように2つの動詞を直接つなげて使うことがよくあります。
“go get your coffee”や“come talk to me”など、表現のバラエティは豊富です。
ちなみに“come to the hospital”といった、直訳した「病院に来てもらう」という表現は、相手に意味は理解してもらえますが一般的ではありません。この表現はどちらかというと、「予定して受診する」というよりは「想定外の病気・けがのために受診する」というニュアンスになります。
今回のような動詞2連続の表現はとても口語的なので、機会があればぜひ使ってみてください。あまり文法にとらわれず、英語を楽しむことも大切ですね。
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