無料個別相談を予約する

【医師の英語】「大きな病気をしたことはありますか」医療英語ワンフレーズ#45

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
——-
めどはぶでは、医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。

「大きな病気をしたことはありますか」を英語で言うと?

「病気」を表す単語には“illness”“disease”がありますが、“disease”のほうが“illness”よりも「より深刻な病気」というニュアンスがあり、“disease”というと、「がん」「臓器不全」などの重い病気を連想させます。日本語でいう「大きな病気」の意味合いに近い表現は、“serious illness”“major illness”となります。

《例文1》
医師:Have you ever had any serious illnesses before?
(これまでに何か大きな病気をしたことはありますか?)
患者:Yes, I had a heart surgery 10 years ago.
(はい、10年前に心臓の手術をしました)

また、“pre-existing condition”は、「今も患っている=持病」に相当する単語で、持病を聞きたいときには便利な表現です。

《例文2》
Have you had any major illnesses in the past?
(過去に大きな病気をしたことはありますか?)

《例文3》
Do you have any pre-existing conditions?
(何か持病はありますか?)

とはいっても、患者さんが考える「大きな病気」「持病」には個人差があり、聞きたい情報をうまく得られない場合もよくあります。そこで、詳しく問診するために、“Have you ever had any surgeries before?”(これまでに手術を受けたことはありますか)や“Have you ever been hospitalized before?”(これまでに入院したことはありますか)といった表現も、併せて覚えておくと便利です。


この記事の執筆者
原田 洸先生
マウントサイナイ医科大学 老年医学科フェロー
岡山大学医学部卒業
同大学病院にて初期臨床研修を修了後、岡山大学病院および岡山市立市民病院にて内科専攻医として勤務。
2020年に医学博士号を取得。
岡山大学病院 総合内科・総合診療科(国際診療支援センター)助教を経て、2021年に渡米。
内科レジデントとして勤務後、2024年よりマウントサイナイ医科大学病院 老年医学科フェローとして勤務。

本格的な医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。3ヶ月で全13回、模擬診療・論文読解・プレゼン発表などを集中的に学べる実践的プログラムです。


PAGE TOP