無料個別相談を予約する

【医師の英語】「今日はどうされましたか」医療英語ワンフレーズ#116

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
——-
めどはぶでは、医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。

「今日はどうされましたか」を英語で言うと?

《例文1》
医師:How can I help you today?
(今日はどうされましたか?)
患者:I have a chest pain.
(胸が痛いです)

《類似表現》
What brings you here today?
What can I do for you today?
(今日はどうされましたか?)

《解説》
問診では、日本語では「今日はどうされましたか?」というオープンクエスチョンで
始める場合が多いと思いますが、意外と英語で言うのは難しいかもしれません。

親しい間柄の人に「どうしたの?」と聞く場合は、
“What happened?”“What is the problem?”“What’s the matter with you?”
といったフレーズがよく知られていますが、これらは「何があったの?」といった
ニュアンスの砕けた表現であり、医師と患者さんの会話で使うのは避けるべきです。

また“Why are you here today?”(なぜあなたはここにいるのですか?)という表現も、
間接的に「来るべきではなかった」という意味になってしまうためNGです。

その代わりに、How can I help you today?“How may I help you today?”といった表現や、
類似表現として挙げたような、What brings you here today?What can I do for you today?
という表現を使うことによって、スムーズに問診をスタートさせることができるでしょう。


この記事の執筆者
原田 洸先生
マウントサイナイ医科大学 老年医学科フェロー
岡山大学医学部卒業
同大学病院にて初期臨床研修を修了後、岡山大学病院および岡山市立市民病院にて内科専攻医として勤務。
2020年に医学博士号を取得。
岡山大学病院 総合内科・総合診療科(国際診療支援センター)助教を経て、2021年に渡米。
内科レジデントとして勤務後、2024年よりマウントサイナイ医科大学病院 老年医学科フェローとして勤務。

本格的な医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。3ヶ月で全13回、模擬診療・論文読解・プレゼン発表などを集中的に学べる実践的プログラムです。


PAGE TOP