無料個別相談を予約する

【医師の英語】「付き添い人」医療英語ワンフレーズ#130

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
——-
めどはぶでは、医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。

「付き添い人」を英語で言うと?

《例文1》
医師:I require a chaperon for the physical examination. Could you please accompany me to the examination room?
(身体検査の際に付き添い人が必要です。診察室に同席してもらえませんか?)
看護師:Sure!
(もちろんです!)

《例文2》
医師:We will obtain consent for the surgery, and will have a chaperon present. Is that okay?
(手術の同意を取るので付き添い人に同席してもらいます。よろしいですか?)
患者:OK.
(わかりました)

《解説》
今回は英単語の紹介です。“a chaperon”(シャペロン)は、英語で「付き添い人」という意味を持つ単語です。医療現場において、患者と医師の間で行われる診察や手続きの際に第三者として同席する役割を指します。
これによって医療行為の透明性を保ち、誤解や不適切な行為を防ぐ目的があります。

とくに“a chaperon”を必要とする場面としては、医師が異性の患者の身体診察をする場合や、手術や延命処置などの重要な意思決定の際に自分や相手を守るための証人として第三者の目を必要とする場合があります。
日本の医療現場でも、身体診察の際に看護師などに同席をお願いすることがありますよね。

多くの病院では“a chaperon”という特定の職業があるわけではなく、単に「付き添い人」という意味合いなので、
私もよく看護師やほかの医療スタッフに“Could you stay here as a chaperon?”
(chaperonとして同席してくれませんか?)と依頼しています。


米国内科医山田悠史先生

この記事の執筆者
松浦 有佑先生

ワシントン大学/シアトル小児病院、小児科発達行動学フェロー

岐阜大学医学部卒業
岐阜大学医学部卒業後、初期研修を経て横須賀米海軍病院でフェローとして勤務。2021年からNYマウントサイナイ大学病院で小児科レジデントを行い、同時にジョンズホプキンス大学院で公衆衛生修士課程を開始。2024年両方修了し同年7月より現職に就任。

本格的な医療英語を学びたい医師・薬剤師・医学生のための医療英語学習プログラム(米国内科医・山田悠史監修)をオンラインで開講しています。3ヶ月で全13回、模擬診療・論文読解・プレゼン発表などを集中的に学べる実践的プログラムです。


PAGE TOP