現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「注意を払う」を英語で言うと?
《例文1》
医師1:I wanted to put this patient on your radar for the weekend.
(週末に向け、この患者さんの情報を耳に入れておきたくて)
医師2:Got it. Tell me more about that patient.
(了解です。詳しく聞かせてください)
《例文2》
医師A:Can you put this patient on your radar?
(この患者さんに注意を払ってもらえますか?)
医師B:Sure, I can.
(いいですよ)
《例文3》
医師:I am sorry but this patient was not on my radar.
(申し訳ないが、この患者のことは知りませんでした)
看護師:No worries, Dr.
(大丈夫ですよ)
《解説》
“put(be) on one’s radar”という表現は、医療現場以外でも使われる、知っておくと有用な表現の1つです。イメージとしては、直訳した「誰かのレーダーに映す」という表現から、「“何か”を“誰か”の意識下におく」といった意味になります。日本語としては「(誰かの)耳に入れる」「注意を払う」「知っておく」といった意味になります。
医療現場では、気になる患者さんや情報を誰かと共有したい場合に、主に医師同士の会話で使うことが多いです。日本で学習する表現の中にはまず出てこないと思いますので、ぜひ覚えて使ってみてください。
逆に、「意識下から外れている」、つまり「把握していない」と言いたいときには、
“under the radar”という表現を使います。
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