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【医師の英語】「絶飲食」医療英語ワンフレーズ#161

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「絶飲食」を英語で言うと?

《例文1》
医師:She will have surgery tomorrow morning. Is there anything to prepare beforehand?
(彼女は明朝に手術ですね。それまでに準備しておくことはありますか?)
医師:Yes, she needs to be on NPO after midnight.
(はい、深夜以降は絶飲食が必要です)

《例文2》
患者:I am hungry, Can I eat something?
(おなかがすいたのですが、何か食べてもいいですか?)
看護師:The doctor instructed you to be on NPO for the procedure this afternoon.
(この午後の検査のために、医師から絶飲食の指示がありました)

《解説》
今回はNPOという表現の解説です。

元々はラテン語で“nil per os”を指し、英語では“nothing by mouth”が同じ意味になります。
直訳では「口から何も入れない」つまり「絶飲食」という意味です。
米国の医療現場ではこれを略したNPO(エヌピーオー)という用語を頻繁に使います。

手術、全身麻酔の前や経口摂取が困難で輸液のみで管理したいときに、
NPOにしましょう」というように使われます。
「彼は絶飲食です」と伝えたいときには、“He is on NPOというように“on”を用います。

補足ですが、《例文》の“procedure”という単語は、
医療の領域においては広く「手技を用いるもの」全般を指します。
ですので、胃カメラ、生検、手術などは全部“procedure”で表すことが可能です。

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