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【医師の英語】「念のために」医療英語ワンフレーズ#182

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「念のために」を英語で言うと?

《例文1》
医師:I’d like to run some additional tests, just to be on the safe side.
(念のため、いくつか追加の検査を行いたいと思います)
医師:That makes sense. I’d rather be safe than sorry.
(それは理にかなっていますね。後悔するくらいなら安全策を取るべきでしょう)

《例文2》
Let’s give it another week, just to be on the safe side.
(念のため、もう1週間様子を見ましょう)

《例文3》
I need to take an X-ray, just to be on the safe side and make sure there’s no fracture.
(念のため、骨折がないか確認するのにレントゲンを撮りたいと思います)

《解説》
just to be on the safe sideは直訳すると「安全な側にいるようにするために」となり、
「起こりうる問題を避けるために何かをする」というニュアンスを表現する言葉です。
医療現場で、見逃すと致死的になる疾患などを除外するため検査を行いたいときなどによく使う表現です。
「念のために」を表すほかの表現としては、“just in case”“just to be sure”などといったフレーズがあります。

安全策のために、本来行うべきことよりも過剰に検査や治療を行うことを表す表現としては、
“to make sure we are not missing anything”(何か見落としがないか確認するために)や、
“I’d rather be safe than sorry.”(後悔するくらいなら安全策を取るべきです)などがあります。


この記事の執筆者
原田 洸先生
マウントサイナイ医科大学 老年医学科フェロー
岡山大学医学部卒業
同大学病院にて初期臨床研修を修了後、岡山大学病院および岡山市立市民病院にて内科専攻医として勤務。
2020年に医学博士号を取得。
岡山大学病院 総合内科・総合診療科(国際診療支援センター)助教を経て、2021年に渡米。
内科レジデントとして勤務後、2024年よりマウントサイナイ医科大学病院 老年医学科フェローとして勤務。

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