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【医師の英語】「経口摂取ができている」医療英語ワンフレーズ#70

  • 医療英語ワンフレーズ

現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「経口摂取ができている」を英語で言うと?

《例文1》
医者1:The patient is tolerating oral intake very well.
(患者さんは、経口摂取がしっかりできています。)
医者2:Okay, then let’s plan to discharge him next week.
(良いですね。それでは、来週退院の予定としましょう。)

《例文2》
I will advance his diet because he is tolerating puree diet.
(ペースト食が摂取できているので、食上げします。)

《例文3》
Let’s make her NPO(nothing per os)for now as she is not tolerating PO.
(経口摂取ができていないので、いったん絶食にしておきましょう)

《解説》

「経口摂取ができている」を直訳しようとすると、“The patient can eat~”というようなフレーズが思い浮かぶかもしれません。確かにそれでも意味は通じるでしょうが、医療現場では今回紹介した“tolerate”という動詞をよく用います。

この“tolerate”を使うことで、「これまで食事が摂れていなかった人」、あるいは「食事摂取が十分できるかどうかわからなかった人」が、「十分耐性がある」「十分にその力がある」ことを確認した、というニュアンスを出すことができます。

“tolerate”という動詞は「耐える」という訳が充てられることが多く、知らないと咄嗟に使うのは難しいかもしれませんが、実はよく医療現場で用いられる言葉で、患者さんの回復過程に相性の良い動詞です。

他にも、「可能な範囲で食上げをしてください」という場合に、“Please advance his diet as tolerated.”というフレーズを使うことがあります。“tolerate”“as”と一緒に用いて“as tolerated”とすると「できる範囲で」「可能な範囲で」といった意味合いを持たせることができます。医師が看護師さんへの指示を出す場合などによく用いる表現ですので、これもあわせて覚えてしまいましょう。

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