現代では、外国人患者さんに接する機会のある医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな医療従事者の方のために、医療英語の単語集や会話例文集を様々なシチュエーションごとにご紹介していきます。
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「安全策を取って」を英語で言うと?
治療方針にはいくつか選択肢がある場合もありますが、
患者さんが納得しやすいように「安全策を取ってこうしましょう」と言うには、
英語ではどのように表現すると良いでしょうか。
「安全策を取る」を表す表現はこちら。
It’s better to be safe than sorry.
(安全策を取ったほうが良い。)
ここでのsorryは「後悔する」という意味ですので、
直訳すると「後悔するより安全な方が良い」となります。
つまり、後になって後悔するよりも慎重になった方が良い、
安全策を取った方が良いといった意味合いで使われる表現です。
他の和訳の例として「用心するに越したことはない」
「念には念を入れて」「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」などもあります。
It’sやto beを省略して短くなったバージョンも慣用句としてよく使われます。
だいぶシンプルになっていますのでこちらを覚えてしまっても良いですね。
Better safe than sorry.
この表現を使った例文を紹介しておきます。
It’s better to be safe than sorry, so let’s start the IV medication now.
(安全策を取って、今からこの静脈注射のお薬を始めましょう。)
IV=intravenous 静脈内の、静脈注射の
intravenous medication 静脈内投薬
日常会話でも「念のため○○しておいたほうがいい」
「一応備えておこう」といった会話をすることはよくありますよね。
Ws should do XX. Better safe than sorry.
と後ろに付け加えるだけでスマートな印象になる技あり表現です。
ぜひ押さえておいてください!
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